急須の知識
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分類
日本の急須は薬缶(やかん)と異なり、直接火に掛けないのが特徴である。取っ手の位置によって、以下の三種類に分類される。
ただし煎茶道では、上手の急須を土瓶、把手のない急須を泡瓶/宝瓶(ほうひん)と呼び分けることがある。
これらは中国の江蘇省宜興で使われていた「茶壷」をモデルとしているといわれるが、「急須」の名の起こりは後手型のやかん|薬缶を指す福建語が元とされる。また、右利き用と左利き用とで取っ手の取り付け角度が異なるため、利き手に合わせた自分サイズの急須を見つけることが重要である。
宝瓶(泡瓶)
宝瓶(ほうびん)は、急須の一種。絞り出しともいわれる。基本的に玉露を入れるときに使用し、紅茶や中国茶をいれる時には使用しない。形状の特徴として、取っ手がないことが挙げられる。また通常の急須と比較して注ぎ口が大きい。本来お茶を入れる道具に取っ手がないとやけどの原因になるが、宝瓶を使う玉露などのお茶は抽出温度が低い(摂氏60度前後)ために問題にならない。また、取っ手がないことから携帯に適しているとして、旅行用の煎茶道具によく使われる。起源については諸説有るが、中国茶を抽出する道具の一種「蓋椀」(がいわん)が元になったという説がある。
陶磁器製のものが最も普通で、特に中国で有名だったのが江蘇省宜興窯で作られた?器製のもので、ここで産する粘土が鉄分を多く含んでいたため、朱茶色や黒紫色を呈し、朱泥、紫泥と呼ばれた。後世日本の萬古焼、常滑焼やイギリスのウェッジウッド窯でも同様のものが作られ、日本では急須の主流をこれらの朱泥、紫泥?器が占めている。しかしこの他日本では有田焼、九谷焼、瀬戸焼、薩摩焼...
