飲茶の知識
日本における飲茶
日本の中華料理店で出す点心は、華北風の餃子や上海風の小籠包や饅頭|餡饅が主流であったが、1980年代以降、香港を訪れる観光客が増えるのに連れ、日本でも広東式の点心を出す店が増えた。特に1990年代には、中国で食品の冷凍技術が発達し、点心を輸出できるようになると、これを蒸したり揚げたりして出す中華料理店も増え、食べられる店が増えた。近年、日本においては回転寿司のレーンの上に小型の保温容器を乗せてまわす回転飲茶ができているが、多くは中国製の冷凍食品を利用している。日本の大衆的な店においては、飲茶とは点心を腹一杯食べることを指し、茶を飲むことには重点が置かれない。このため、用意されている茶も安物であったり、種類がジャスミン茶など定番のみである場合も珍しくない。
起源をたどれば、喫茶の習慣が本格化した唐代にまでさかのぼることができるかも知れないが、中世においてはせいぜい簡単なナッツ類や菓子が茶請けとして用いられ、あくまでも主体は茶にあった。このような形式で、茶請けを食べながら茶を飲む習慣は、浙江省、江蘇省、福建省、台湾などの江南地方を中心に、北京市|北京など各地で、現代も見ることができる。その後、明代の大都市のひとつ...
